ピッキングによる侵入

鍵をしっかりと施錠していても空き巣に侵入されてしまうことがある。
ピッキングという手法を使えば鍵のかかった玄関を開けることが可能なのだ。

このような侵入犯罪が多発したのは1990年代のことである。
当時は日本にはディスクシリンダーというタイプのカギが出回っていたが、このカギが簡単にピッキングできるタイプのカギだった。
当時インターネットも広まってネットで検索してピッキング方法を知る人が増えた。そのために多発した犯罪だと考えられている。

そのことを受けて現在使われる用になったカギはピッキング対策を施されているものがほとんどである。
テレビなどでもピッキングの危険性についてよく報道されたので鍵を交換する人が増え、今では多くの家庭がピッキングできないディンプルキーを使用している。
しかし、築20年以上経過しているような建物ではまだディスクシリンダーを使っていることもある。
特に賃貸などは鍵交換をなかなかしないので古い鍵のままだったりするようだ。

鍵交換に踏み切ることができず、そのまま同じ鍵を使い続けている人も多い。

たしかに交換するきっかけはなかなかつかめないかもしれない。しかし、周囲で空き巣や凶悪な犯罪などが発生していたらできるだけはやく鍵を交換しておくことをおすすめする。いつ自分の家が狙われても不思議ではないからだ。